キス特集
キスは繊細で美しい魚です。魚偏に喜ぶと綴る漢字となっていて、正月料理やお祝い事の献立にも使われます。晩春から夏にかけて旬といわれていますが、一年を通してあまり味が変わりません。ほぼ全国に生息していますが、水質汚染に弱く、日本近海では漁獲量が激減している魚です。キスは20cmまで成長するのに5年かかるといわれているので、養殖も難しいようです。
身は脂肪が１%と非常に少なくやわらかい白身でおいしいです。たんぱく質をたっぷり含み、ダイエットや健康づくりに役立ちます。ビタミンD、ビタミンB12、ナイアシンも含み栄養価の高い魚です。
あまり大きな魚ではないのに、うろこが硬いのも特徴のひとつです。お刺身、焼き魚、酢の物、天ぷら、吸い物、干物と何にでもできますが、身に水分が多い魚なので、いかに水分を抜くかで味が変わってきます。例えば、天ぷらの場合も丹念に水分をふき取るようにしたほうがサクッとおいしく仕上がります。
食べ方は和風、洋風、中華風にと変化をつけて楽しむこともできる、下ごしらえも手間要らずの魚です。クセがなく、白身で食べやすい大きさが魅力です。
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