油揚げーその選び方から美味しい食べ方まで
油揚げは、日本の食文化に欠かせない食材の一つです。この記事では、油揚げの基本情報から選び方、油抜きの方法、さらには美味しく食べるためのレシピまでをご紹介します。油揚げの魅力を存分に活かした料理を楽しんでみましょう。
油揚げとは?
油揚げは、豆腐を薄く切って揚げたもので、薄揚げとも呼ばれます。きめ細かく少し堅めに作られた豆腐を薄く切り、水分をしっかり切った後、低温から高温で二度揚げすることで、外はカリッと中はふっくらとした食感に仕上げます。
油揚げの種類
- 普通の油揚げ:一般的に見られるサイズで、さまざまな料理に使用されます。
- 桓頬(おおばん):2倍近い大判サイズや、いなり寿司用の正方形など、用途に応じた大きさや形状のものがあります。特に京都では、正方形の油揚げを三角形に切っていなり寿司に使用するのが一般的です。
油揚げの選び方
良質な油揚げを選ぶポイントは、表面に光沢があり、明るい色をしているものを選ぶことです。パリパリとした感じのものは避けましょう。
油揚げの基本的な食べ方
油揚げを使用する前には、熱湯で油抜きをするのが一般的です。これにより、余分な油を取り除き、料理の味を引き立てます。油揚げは、袋に開いていなり寿司や袋煮、網焼き、煮物など、多岐にわたる料理で楽しむことができます。
油揚げのレシピ
油揚げの納豆焼き
- 材料:油揚げ4枚、ひき割り納豆100g、いりごま(白)大さじ1、大根おろし適宜、塩・しょうゆ少々
- 作り方:油揚げを横二つに切り、袋にして中に納豆、ごま、塩少々を混ぜたものを詰め、焼き網でカリッとするまで焼きます。大根おろしを添え、しょうゆをかけて完成です。
油揚げとさつまいもの煮物
- 材料:油揚げ4枚、さつまいも500g、だし約3カップ、砂糖・みりん・しょうゆ・塩各適宜
- 作り方:油揚げを油抜きし、さつまいもと共に煮物にします。だしで煮立てた後、調味料を加えてさつまいもが柔らかくなるまで煮込みます。
油揚げを使ったひき肉の信田巻き
- 材料:油揚げ3枚、干ししいたけ3枚、かんぴょう1m、鶏ひき肉300g、塩・しょうゆ各適宜
- 作り方:油揚げを油抜きし、中にひき肉と野菜の混ぜ合わせたものを巻いて、かんぴょうで縛り、調味料で味付けしながら煮込みます。
油揚げはそのまま食べても美味しいですが、少し手を加えることでさらに多彩な料理を楽しむことができます。これらのレシピを試しながら、油揚げの可能性を広げてみてください。