知られざるわけぎの特徴とは?春の味覚を楽しむおすすめレシピ
目次
わけぎとは?
わけぎはねぎの仲間ですが、一般的なねぎとは異なる特徴を持っています。特に注目すべきは、花がほとんど咲かず種もできないため、株分けによって増やされることです。この特性から、わけぎはその名の通り「分葱」として知られています。
わけぎの旬と選び方
わけぎはほぼ一年中市場に出回っていますが、暑さにやや弱い性質を持つため、早春から春が特に旬とされます。選ぶ際のポイントは、太すぎず細すぎず、小指くらいの太さで、緑と白の部分のコントラストがはっきりしているものを選びましょう。
栄養価と健康効果
わけぎは、青い部分にカロチンを豊富に含みます。また、ビタミンCやカルシウムも期待できる健康的な食材です。ねぎよりも柔らかく甘みがあるため、さまざまな料理に使いやすい特徴があります。
わけぎのゆで方
わけぎを調理する際には、切らずにそのままゆでる方法がおすすめです。熱湯に根元から鍋肌に沿って葉先まで入れ、蓋をして2~3分蒸らすようにしてゆでます。その後、水に取らずにざるに上げ、うちわで扇いで冷まします。この方法でゆでると、わけぎ本来の味と香りを最大限に引き出すことができます。
おすすめレシピ
わけぎは、その独特の甘みと柔らかさで、様々な料理に活用できます。
わけぎとあおやぎの酢みそ和え
材料(4人前、約130kcal/人前)
- わけぎ: 100g
- あおやぎ: 100g
- 酢みそ(練りみそ、酢、溶きがらし): 大さじ5
作り方
- わけぎの下処理: わけぎは長いままで、塩少々を加えた熱湯に根元から入れてゆでます。葉先までしっかりと入れたら、好みの加減までゆで、ざるに取り出し、急いで冷ますためにうちわなどであおぎます。
- わけぎの処理: まな板にわけぎの葉先を右に向けて横一文字に置きます。包丁の先で左から右へとしごくようにしてぬめりを取り除き、2cm長さに切ります。その後、しっかりと水けを絞ります。
- あおやぎの処理: あおやぎはざるに入れて軽く洗い、そのまま熱湯にくぐらせます。冷水に取り、水けを切り、酢少々を振りかけます。
- 酢みその作り方: 練りみそに酢と溶きがらしを加えてよく混ぜ合わせ、酢みそを作ります。西京みそとみりんを各カップ1/3、砂糖大さじ3の割合で混ぜ合わせ、小なべに入れて弱火で練り上げます。
- 和える: ①と③で処理したわけぎとあおやぎを④で作った酢みそで和えます。その後、器に盛り付ければ完成です。
この「わけぎとあおやぎの酢みそ和え」は、わけぎの甘みとあおやぎのさっぱりした味わいが酢みその風味と絶妙にマッチした一品です。春の食卓にぴったりの、爽やかでヘルシーな味わいをお楽しみください。
まとめ
わけぎは、その独特な栄養価と味わいで、日本の食卓に欠かせない食材の一つです。旬の時期には特に、その新鮮な風味を活かした料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回ご紹介したゆで方やレシピを参考に、わけぎの新しい魅力を発見してください。