うなぎの世界 – 淡水魚としての特徴や栄養、うなぎを活用したレシピのご紹介

うなぎは、淡水魚の中で出荷量が最も多い魚の一つです。その大部分は養殖されており、天然物は非常に少ないです。生きたまま、あるいは裂いて売られていることが一般的です。

旬と選び方

うなぎの本来の旬は夏ですが、現在では一年中出回っています。購入する際は、生きているものを選ぶことが重要です。

栄養価

うなぎはたんぱく質や脂肪、ビタミンAが豊富に含まれています。特に肝はビタミンAの宝庫とされ、栄養価が高いです。

食べ方

うなぎと言えば、かば焼きが定番ですが、白焼きでも非常に美味しいです。洋風料理では、稚魚をワインやオリーブ油で煮たりする方法もあります。

文化的背景

歴史的記述

日本では奈良時代の『万葉集』に「武奈伎(むなぎ)」として記述されているのが最初で、これがウナギの古称です。京都大学がデジタル公開している万葉集(尼崎本)では、「武奈伎」に「むなぎ」というかな書きがされています。院政期頃に「うなぎ」という語形が登場し、その後定着しました。

方言

近畿地方では「まむし」と呼ぶこともあります。

江戸時代のエピソード

江戸時代の小咄「薬缶」では、ウナギにまつわる地口が語られています。また、落語のマクラではウナギ料理が登場し、その美味しさに驚くエピソードがあります。

うなぎの漁法

うなぎは延縄や釣り、せん漁などで漁獲されます。河川湖沼で行われる底延縄漁が一般的です。また、穴釣りではミミズやドジョウ、タニシなどを餌に使い、うなぎを釣り上げます。各地にはうなぎを対象とした伝統的な漁法も残っています。

うなぎはその独特な食感と味わい、栄養価の高さから多くの人々に愛されています。歴史や文化に深く根ざしたこの魚は、今後も私たちの食生活に欠かせない存在であり続けるでしょう。

うなぎを使ったおすすめレシピのご紹介

うなぎとれんこんの蒸し物

材料(4人前)

  • うなぎの蒲焼き:2匹分
  • れんこん:300g
  • いちょう芋(すりおろす):大さじ2
  • ぎんなん(ゆでて皮をむく):8コ
  • しょうが(すりおろす):適宜
  • 片栗粉、塩

作り方

  1. 蒲焼きは二つに切る。れんこんは皮をむいてすりおろし、ふきんに包んで絞る。いちょう芋、卵白、片栗粉大さじ2、塩少々を混ぜ合わせ、れんこんのすりおろしと合わせる。
  2. 1人前ずつの器に蒲焼きを入れ、れんこんのすりおろしを等分してのせ、蒸し器で15分蒸す。
  3. しょうがをすりおろし、ぎんなんを皮をむいて準備する。
  4. 蒸しあがったら、しょうがとぎんなんを上にのせて完成。

かば焼きのたれを使ったうなぎの煮物

材料(4人前)

  • うなぎの蒲焼き:2串
  • かば焼きのたれ:2袋
  • 酒、砂糖

作り方

  1. うなぎの蒲焼きは身をくずさずに串を抜き取り、2cm幅に切る。
  2. 厚揚げを油抜きして水気を切り、1.5cm幅に切る。
  3. みつばを根元から切り、3〜4cm長さに切る。
  4. 鍋にかば焼きのたれ、水1カップ、酒大さじ2、砂糖大さじ1を入れて温める。
  5. 温まったら厚揚げを加える。
  6. 一煮立ちしたらうなぎを加え、弱火で3〜4分煮る。
  7. みつばを散らし、再び煮立ったら火を止め、器に盛り付ける。

これらのレシピでは、うなぎの蒲焼きを活用して、日本の伝統的な味わいを堪能できます。蒸し物は、れんこんのシャキシャキとした食感とうなぎの柔らかさが絶妙にマッチし、煮物はかば焼きのたれの深い味わいがうなぎの美味しさを引き立てます。それぞれ異なる食感と味わいを楽しめる、絶品のうなぎ料理です。


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