ししとうがらし:見た目は辛そうでも意外とマイルド、万能食材の魅力と活用レシピ
皆さん、ししとうがらしってご存知ですか?この独特な名前の背後には、ピーマンやパプリカと同じく唐辛子の一種であり、日本の家庭料理にも頻繁に登場する食材があります。しかし、ししとうがらしは一味違います。見た目は辛そうですが、実は辛みが少ないんです。今回は、このししとうがらしの魅力と、おすすめのレシピについてご紹介します。
目次
食材紹介:ししとうがらしの特性と選び方
ししとうがらしとは?
ししとうがらしは、一見すると辛そうな唐辛子ですが、実は辛みが少なく改良された品種です。たまに辛いものが混ざることがありますが、これは近くにあった辛いとうがらしと交配した結果です。外見だけではその辛さは区別できません。
種類と特性
このししとうがらしには、似たような品種も存在します。細長い「万願寺とうがらし」や小ぶりな「伏見とうがらし」など、いずれも味はほとんど変わりません。
旬と選び方
ししとうがらしは一年中出回っていますが、特に夏に出荷が多いです。選ぶときは、緑色が濃くて張りがあるものが良いでしょう。また、切り口がしなびているものは鮮度が落ちているので注意が必要です。
栄養面でのメリット
ビタミンCが豊富に含まれている上、カロチンも期待できます。
とうがらしの焼きびたし
材料(4人前、15kcal)
- とうがらし:24本
- だし:1カップ
- ゆで卵の黄身:少々
- 酒・薄口しょうゆ:各適量
作り方
- 下準備: とうがらしは洗って水気をよくふき取ります。包丁の先で2〜3か所穴を開け、金串に6本ずつ刺します。
- 調味料を合わせる: バットにだしを入れ、酒小さじ2、薄口しょうゆ大さじ3を加えておきます。
- 焼く: 串に刺したししとうがらしを直火で焼き、焼き目がつくまで焼きます。焼き上がったらすぐに串から外し、調味料につけて冷まします。
- 仕上げ: 冷めたら汁ごと冷蔵庫で冷やし、器に盛ってゆで卵の黄身をトッピングします。
とうがらしのひき肉詰め
材料(4人前、100kcal)
- LLとうがらし:12本
- 牛ひき肉:100g
- ねぎ・しょうが:各少々
- 塩・サラダ油・しょうゆ:各適量
作り方
- 下準備: とうがらしは縦に包丁で切り目を入れ、ようじ等を使って中の種を除きます。ねぎとしょうがはみじん切りにします。
- 詰め物の作成: 牛ひき肉にねぎ、しょうが、塩を少量加えてよく混ぜ、ししとうがらしに詰めます。3個ずつようじに刺します。
- 焼く: フライパンにサラダ油小さじ2を熱し、詰めたししとうがらしの肉側を下にして焼きます。焼き色がついたら裏返し、弱火で火を通します。
- 仕上げ: 最後にしょうゆ小さじ1を回し掛け、火から下ろして器に盛ります。
これらのレシピは、日本の家庭料理でよく用いられるししとうがらしを使って簡単に作れるものばかりです。ぜひ、ご自宅で試してみてください。