エンダイブ:冬の風味豊かな野菜の魅力と食べ方
エンダイブ:冬の風味豊かな野菜をご紹介
エンダイブは、チコリの仲間で、和名は「にがちしゃ」または「きくぢしゃ」と呼ばれます。日本へは江戸時代に伝わりましたが、最初は主に花を観賞するために栽培されていたと言われています。特徴的な苦みを和らげるため、エンダイブの栽培には独自の方法が用いられています。
収穫の2〜3週間前に、葉の上部を束ねて中の葉に光を当てないようにする工夫が行われています。このため、外側の葉は緑色なのに対して中は白くなっています。この栽培方法によって、エンダイブの特徴的な見た目が生まれています。
旬と選び方
エンダイブはほぼ一年中出回っていますが、柔らかくて風味が豊かなのは冬の季節です。冬のエンダイブは地に広がるような形で葉が育ち、夏のものは立った形で成長します。選ぶ際には、葉の先までみずみずしく、真ん中の白い部分が多いものを選びましょう。
栄養価 エンダイブはカロチンとビタミンCを比較的豊富に含んでいます。健康に役立つ栄養素が含まれているため、バラエティ豊かな食事に取り入れるのがおすすめです。
食べ方のアイデア
エンダイブは生でサラダにするのが一般的です。カリカリしたベーコン入りのドレッシングと相性抜群で、またバターで炒めてこしょうをきかせても美味しく楽しめます。
栽培の特徴 エンダイブの特異な苦みをやわらげるために、特別な栽培法が用いられています。収穫の2〜3週間前に葉を束ねて光を遮ることで、外側は緑で中は白い部分が形成されます。
エンダイブといかの爽やかな和え物
エンダイブといかを使った爽やかな和え物は、さっぱりとした味わいが特徴です。エンダイブの苦みといかの食感が絶妙に組み合わさり、食卓にぴったりの一品です。旬の食材を使ったこのレシピは、さまざまな場面で楽しむことができます。
必要な材料
- エンダイブ: 120g
- いか(刺身用): 200g
- わさび(すりおろす): 小さじ1 1/2
- しょうゆ
- 酢
- 塩
- こしょう
- サラダ油
作り方
- エンダイブを小さくちぎります。
- いかは縦に3cmくらいの幅に切り分けてから細く切ります。
- 小さめのボウルにわさびを入れ、しょうゆ小さじ1 1/2を加えて溶きのばします。酢大さじ2、塩、こしょう各少々、サラダ油大さじ4を加えてよく混ぜます。
- ボウルにいかを入れ、③を加えて味をなじませます。エンダイブを加えて全体をよく混ぜ、器に盛り付けます。
刺身用の紋甲いかが手に入らない場合は、他のいかを代用することもできます。お好みでわさびの量や調味料のバランスを調整して、自分好みの一品を作ってみてください。
まとめ
エンダイブは、チコリの仲間である野菜で、特有の苦みを持ちながらも冬の風味豊かな味わいを楽しむことができます。栄養価も高く、さまざまな料理に活用できるため、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。