真っ白な花のような見た目が華麗な野菜、カリフラワーについてご紹介!
野菜の中でも特に清らかな白さを誇るカリフラワー。その見た目に反してキャベツの仲間であり、その独自の魅力を持っています。この記事では、カリフラワーの特徴や旬、選び方、食べ方についてご紹介します。
目次
カリフラワーとは?キャベツとの違いも合わせてご紹介
カリフラワーは、真っ白な花の塊のような存在で、キャベツの仲間として知られています。キャベツとは異なり、葉は巻かず、球のように肥大化した若い花の部分を食べることができます。昔は「花榔さい菜」と呼ばれ親しまれていましたが、最近ではプロッコリの台頭により消費が減少しています。その真っ白さからもわかるように、カリフラワーは非常に価値の高い食材であり、花球が大きく成長すると葉で包み、日光を遮る工夫がされます。
カリフラワーの旬と選び方
カリフラワーは多くの品種が存在し、一年を通じて市場に出回っていますが、もともとは涼しい気候が適しているため、秋の終わりから冬が旬と言えます。上質なカリフラワーは、白くて堅くしまりがあり、大ぶりなものが特に価値があります。ただし、花球に黒っぽいしみのようなものがある場合、鮮度が落ちている可能性があるので注意が必要です。保存する際は、ラップフィルムで包んだり、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
食べ方のバリエーション
カリフラワーは、その食材としての多様性からさまざまな料理に活用されています。クリーム煮やグラタン、ポタージュなどの定番料理はもちろん、中国風の炒め物やスープにも美味しく使われます。また、生で食べることもできるため、サラダやピクルスにアレンジすることもおすすめです。さらに、ゆでたてのカリフラワーはシンプルながらも風味豊かで、そのまま食べても美味しさを堪能できます。
とろけるチーズが彩る、カリフラワーとハムの濃厚なグラタン
カリフラワーとハムが絶妙に組み合わさる、とろけるチーズが香るグラタンのレシピ。濃厚な味わいとシンプルな作り方で、ご家庭でも簡単に楽しめる一品です。
材料(4人分、約220kcal/人)
- カリフラワー…大1個
- ロースハム(薄切り)…4枚
- 牛乳…2カップ
- チェダーチーズ(すりおろし)…適量
- 塩・バター・小麦粉
作り方
① カリフラワーは小房に分けて、塩を少々入れた熱湯でしっかりと茹で、ざるに上げます。ロースハムはいちょう形に八つ切りにします。
② 鍋にバターと小麦粉を各大さじ2ずつ入れ、牛乳を加えて強火にかけます。塩小さじ2を加えて調味し、木べらで混ぜながらとろみがつくまで煮ます。その後、カリフラワーとロースハムを加えて約3分間煮ます。
③ 耐熱容器にバター大さじ1を塗り、②を入れ、チーズをふりかけます。ラップフィルムをかけずに、電子レンジ(600W)で2分30秒加熱します。
さわやかな酸味が広がる、カリフラワーのレモン風味サラダ
カリフラワーの爽やかな風味とレモンの酸味が絶妙に調和する、レモン風味のサラダレシピ。カリフラワーのうまみを引き立てるドレッシングとともに、簡単に楽しむことができます。
材料(4人分、約180kcal/人)
- カリフラワー…1個
- レーズン…大さじ2
- レモン(国産、輪切り)…2~8枚
- レモンドレッシング
- 酢…大さじ4
- レモン汁…1個分
- サラダ油…カップ1
- 塩…小さじ1強
- こしょう…少々
- パセリ(みじん切り)…大さじ2
作り方
① カリフラワーは小さめの小房に分け、酢少々を加えた水で洗い、水けをしっかりと切ります。レモンはいちょう形に切ります。
② レモンドレッシングを作ります。ボウルに酢、レモン汁、塩、こしょうを入れ、泡立て器でよく混ぜます。サラダ油を少しずつ加えながらしっかりと混ぜ合わせます。
③ カリフラワー、レーズン、レモンを②のドレッシングで和え、たまにかき混ぜながら半日から1日程度漬け込みます。
④ 味がなじんだら器に盛り、パセリのみじん切りを散らして完成です。
まとめ
カリフラワーは、その真っ白な花球と独特の風味から、料理の幅広いバリエーションで楽しむことができる野菜です。旬の時期には上質なものを選んで、適切に保存しながら食べることで、その美味しさを最大限に引き出すことができます。ぜひ、日常の食卓にカリフラワーを取り入れて、新しい味わいを楽しんでみてください。