ヨーロッパからアジア、アフリカへと広がる多才な食材、チコリについてご紹介!

はじめに

この記事では、チコリの品種や選び方、美味しい食べ方について詳しくご紹介します。チコリの魅力を知り、料理に活用してみましょう。

チコリって何?

チコリはヨーロッパから中央アジア、アフリカなどに自生するキク科の多年草です。この多年草は軟白栽培という方法で育てられ、その結果クリーム色の太い芽が出ます。英語では”Chicory”、フランス語では”Endive”と呼ばれます。

時折、エンダイブと名前が混同されることがありますが、実は同属であるに過ぎません。日本でも栽培されていますが、多くはベルギーからの輸入品です。

夏にはニュージーランドやオーストラリア産も市場に出回ります。

旬と選び方

チコリは一年中出回っていますが、特に夏場は品薄になることがあります。購入する際は、切り口がみずみずしく、葉がしっかりと巻いているものを選びましょう。先端が開いていたり、葉の先が茶色になっているものは避けるようにしてください。

チコリの美味しい食べ方

この食材の特徴は、ほろ苦さがありますが、それを生かしてサラダにするととても美味しいです。また、1枚ずつはがした葉にはチーズやキャビアをトッピングすることもあります。さらに、丸ごと煮込む方法や、バターでソテーしたり、グラタンにしても絶品です。

今回は、シンプルなオードブルからじっくり煮込むストウまで、2種類のレシピをご紹介します。

チコリのオードブル風

材料(4人前 / 約90kcal)

  • クリームチーズ:80~100g
  • レモン汁:少々
  • イクラ:大さじ2
  • セルフィーユ:適宜

手順

  1. チコリは根元を少し切り落とし、外側から葉を1枚ずつはがします。サッと水で洗い、水気をよく切ります。
  2. クリームチーズは柔らかくなるまで練り、レモン汁を加えてよく混ぜます。
  3. チコリのくぼんだ部分にクリームチーズを平らにのせ、その上にイクラをトッピングします。
  4. 最後に、器に盛り、セルフィーユなどで彩りを添えます。

備考: クリームチーズは絞り出し袋で美しく仕上げることができます。イクラの代わりにからし明太子を使用してもOKです。

チコリのストウ(じっくり煮込み)

材料(4人前 / 約110kcal)

  • ベーコン(薄切り):3枚
  • スープ(チキンスープの素と水):1カップ
  • 塩、こしょう、バター、砂糖:適宜

手順

  1. チコリは縦に二つに切り、塩を少々加えた湯でサッと茹で、ざるに広げて塩・こしょうを振ります。
  2. ベーコンは湯でサッと油を取り、1~2cm幅に切ります。
  3. 厚手の鍋にバターを溶かし、ベーコンを軽く炒めます。その後、チコリを加えてさっと炒め、スープを注ぎます。
  4. 火を弱め、砂糖を加えて味を整えます。5~6分煮て、チコリが柔らかくなるまで火にかけます。完成したら、スープごと器に盛ります。

これらのレシピは、チコリの多面性を存分に楽しむためのものです。ぜひ、自宅で試してみてください。


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