どんな料理にも活用できる万能野菜、なすの品種や特徴、レシピ等をご紹介!
目次
はじめに
なすには多くの品種が存在し、地域の好みに合わせて選ばれています。形や大きさで分類され、中なす、卵形なす、長なす、丸なす、米なす、小なすなどがあります。
この記事では、なすの品種とその特徴、旬の時期や選び方、さらにはおすすめのレシピについて詳しくご紹介します。さまざまななすの魅力を知り、料理に活かしてみましょう。
なすの品種
なすには多くの品種が存在し、地域の好みに合わせて選ばれています。形や大きさで分類され、中なす、卵形なす、長なす、丸なす、米なす、小なすなどがあります。特に中なすは日本で最も一般的で、卵形なすや長なすは漬物や煮物に適しています。九州地方で育てられる長なすは20cm以上のものもあり、京都特産の加茂なすは大きな球形をしています。米なすはアメリカ原産で、へたが緑色をしているのが特徴です。また、小なすにも多様な種類があります。
なすの旬と選び方
なすは一年中手に入りますが、特に旬は晩夏から秋にかけてです。露地物の秋なすは特に味わい深く、おすすめです。なすを選ぶ際は、色が濃くてつやがあり、傷がないもの、へたのとげがしっかりしているものを選びましょう。切り口がしなびていたり、へたが茶色くなっているものは鮮度が落ちています。
なすの特徴
なすは水分が多く、青紫色の外皮はアントシアン系の色素によるものです。栄養価も高く、さまざまな料理に利用できます。焼いたり、揚げたり、煮たり、炒めたり、和えたりと、調理方法は多岐にわたります。
なすのレシピ
ここからは、なすを使ったおいしいレシピをご紹介します。
なすの田楽
材料(4人分)
- 加茂なす… 2個
- 田楽だれ
- にんにく… 1かけ
- 酒・塩・かたくり粉・揚げ油・サラダ油・砂糖・こしょう
手順
- 加茂なすは湯むきし、種を除いて一口大のくし形に切ります。
- にんにくはみじん切りにし、酒大さじ2と塩少々で下味をつけます。その後、卵白とかたくり粉大さじ1/2をまぶし、揚げ油でサッと揚げます。
- にんにくをみじん切りにし、酒大さじ1を回し入れ、調味料を加えて田楽だれを作ります。
- なすを加えて強火で炒め、砂糖とこしょうで調味します。えびを加えて手早く炒め合わせ、水溶きかたくり粉でとろみをつけます。
田楽は、加茂なすの風味と甘辛いだれが絶妙に組み合わさった一品です。ぜひお試しください。
なすの皮の炙り焼き
なすの皮を炙っておいしい一品です。
材料(4人分)
- なす… 2個
- だし… カップ1
- しょうが(すりおろす)… 適宜
- 削りがつお… 適宜
- しょうゆ… 大さじ2
手順
- なすはへたに包丁を当ててぐるりと回し、がくを取り除きます。
- 焼き網を火にかけてなすをのせ、皮がはじけ、はしで押さえてへこむくらいになったら少しずつ回し、全体をまんべんなく焼きます。
- 水にサッとつけ、なすが熱いうちに、竹ぐりを使って皮をむき、へたを除いて手で裂き、器に盛ります。
- だしにしょうゆ大さじ2を加えて、しょうがと削りがつおをのせます。
イタリア風のなすのチーズ焼き
イタリア風のなすとチーズを組み合わせたおいしい料理です。
材料(4人分)
- なす… 4個
- トマト… 200g
- チーズ(溶けるタイプ)… 160g
- バジルまたはパセリ… 適宜
- 揚げ油
- 塩
手順
- なすはへたを切り落として3〜4cm厚さの輪切り、または縦に二つに切り、水にさらしてアクを抜き、水けをよくふき取ります。
- 揚げ油を170℃に熱し、なすを入れて揚げ、油をよくきって塩少々をふります。
- トマトは皮を湯むきし、種を除いて5mm角に切り、塩少々をふります。
- チーズはすりおろすか、細かく刻んでおき、バジルは飾り用に少し残し、あとは刻んでおきます。
- 揚げたなすにトマト、チーズ、刻んだバジルを順にのせ、180〜200℃のオーブンでチーズが溶けるまで焼きます。
- 器に盛り、残しておいたバジルを飾ります。
まとめ
古くから親しまれているなすは、多彩な品種があり、旬の秋には特においしいです。さまざまな料理に利用できるので、ぜひ試してみてください。