ピーマンの世界へようこそ!カラフルで栄養満点の野菜
ピーマンは、クリストファー・コロンブスが西インド諸島や中米からヨーロッパに持ち帰った農作物の一つです。辛みがない唐辛子の仲間で、フランス語で「ピマン」と呼ばれています。日本には明治時代初期にアメリカから伝わり、今では日本の食文化に欠かせない存在です。
ピーマンの種類と特徴
普通のピーマンは英語で「スイート・ペッパー」と呼ばれ、緑色の甘味種です。これが熟すと赤ピーマンに変わり、更に赤ピーマンを粉末にしたものがスパイスのパプリカです。カラフルな黄色やオレンジ、黒に近い紫や淡いグリーンのピーマンもあり、様々な料理で彩りを添えてくれます。
ピーマンの旬と選び方
ピーマンは年間を通じて出回っていますが、特に夏が旬です。夏に収穫される露地物のピーマンは太陽の光をたっぷり浴び、栄養価が高くなります。選ぶ際は、表面に張りとつやがあり、切り口がしなびていないものを選びましょう。
ピーマンの栄養価
ピーマンはカロチン、ビタミンC、カリウムを豊富に含んでおり、特に夏に青菜類が少なくなる時期には、積極的に摂りたい野菜です。炒め物にすると、カロチンの吸収が良くなるため、料理の方法も工夫しましょう。
ご飯が進む和風レシピ
ピーマンを使ったレシピは多種多様ですが、今回ご紹介するのは「ピーマンの肉詰め煮」。このレシピは、ピーマンの中に味付けしたひき肉を詰め、トマトと共に煮込むことで、素朴ながらも深い味わいを楽しむことができる一品です。ご飯との相性も抜群で、家庭料理としてもおすすめのメニューです。
ピーマンの肉詰め煮
材料(4人前)
- ピーマン:8個
- たまねぎ:1個
- 完熟トマト:2個
- 固形スープの素1個+水
- ローリエ:1枚
- 塩、こしょう:各少々
作り方
- ピーマンは縦に細長く切り、少し切り落とし、中の白い部分と種を取り除く。
- たまねぎは薄切りにし、トマトは焼いて皮をむき、半分に切って種を取り、粗く刻む。
- ひき肉を粘りが出るまでよく練り混ぜ、8等分にする。
- ひき肉をピーマンに詰め、なべにたまねぎとトマトの半量を敷き、ピーマンを放射状に並べる。
- スープを注ぎ、塩・こしょうとローリエを加え、強火で煮立たせた後、ふたをして弱火で約20分煮込む。
- 残りのトマトを加え、一煮立ちさせた後、味を調えて完成。
この「ピーマンの肉詰め煮」は、ピーマンの独特の風味と肉のジューシーさが絶妙にマッチし、トマトの酸味が全体を引き締めます。家族が集まる食卓に、彩りと栄養を添える一品として、ぜひお試しください。