季節ごとの旬を楽しむカツオの選び方とレシピ:美味しいたたきから秋の刺身まで~
カツオは、春から夏にかけて黒潮に乗って九州から北海道の南まで北上し、9月頃には南下する回遊魚です。旬とされるのは春から初夏ですが、晩秋の下りカツオの脂のりも格別のおいしさがあります。
目次
カツオの選び方
- 一匹買いの場合: 腹が堅く張り、銀白色に輝き、縞がはっきりしているものが良質。
- 節で購入する場合: 身が鮮赤色で光沢があるものを選びます。
カツオは鉄分が豊富で、特に血合いの部分にその成分が集中しています。
カツオの食べ方
- 初夏のカツオ: さっぱりした味わいが特徴で、たたきに適しています。
- 秋のカツオ: 脂が乗っているため、刺身がおすすめです。他に煮付けや、血合いの生姜煮、中落ちのすり流し汁など、様々な調理法で楽しめます。
カツオのたたきの下ごしらえ
カツオのたたきを作る際の下ごしらえは以下の通りです。
- 準備: 節おろしにしたカツオを2本用意し、皮目を下にしてまな板に置きます。
- 串打ち: まずカツオの真ん中に金串を刺し、続いて、扇形になるように手前で交差させて左右に刺します。
- 焼く: 焼く際は金串の扇の要にあたる部分をしっかり持ち、皮目から直火にかざして表面が白くなる程度に焼きます。身の方も同様に焼きます。
- 冷却: 焼き上がったらすぐに氷水につけて冷やし、金串を回して取り除きます。
以上の手順でカツオのたたきを作ることができ、その独特の風味を存分に楽しむことができます。カツオは日本の食文化において重要な位置を占めており、その季節ごとの味の変化を楽しむことができる魚です。
カツオを使ったおすすめレシピのご紹介
カツオは日本の料理において重要な位置を占める魚であり、その調理法や食べ方は非常に多様です。今回ご紹介するのは、カツオの中国風ドレッシングサラダ、しょうが煮、刺身風たたき、なまり節とごぼうの煮物の4つのレシピです。
カツオの中国風ドレッシングサラダ
このレシピでは、さっぱりとしたカツオの刺身を用い、色とりどりの野菜とともに、特製の中国風ドレッシングで味付けします。
- 下準備: カツオを4〜5mm厚さに切り、きゅうり、にんじん、セロリ、ピーマンを細切りにします。
- ワンタンの準備: ワンタンの皮は油で揚げて粗く砕きます。
- 盛り付け: カツオを器に盛り、野菜、ねぎ、ワンタンの皮、ごまを彩りよくのせます。食べる直前にドレッシングをかけてよく混ぜます。
カツオのしょうが煮
しょうが煮は、カツオの濃厚な味わいとしょうがのピリッとした風味がマッチした一品です。
- カツオの準備: カツオは血合い骨を取り除き、2cm角に切ります。
- 煮込み: カツオを調味料で煮立て、しょうがを加えて煮詰めます。
- 仕上げ: 煮汁が少なくなったら水あめを加え、全体に絡めます。器に盛り付けます。
カツオの刺身風たたき
たたきはカツオの刺身をさっぱりとした大根おろしと合わせることで、新鮮な味わいを引き立てます。
- たたきの準備: カツオをたたきにして、水けを拭き取り、1cm厚さに切ります。
- 大根おろしの準備: 大根おろしを2種類に分け、それぞれにしょうがとにんにくを混ぜます。
- 盛り付け: カツオを青じそで包み、大根おろしを挟んで盛り付けます。
なまり節とごぼうの煮物
なまり節とごぼうの煮物は、和食の伝統的な味わいを堪能できる料理です。
- 下準備: なまり節は大きくほぐし、ごぼうは5cm長さに切って煮ます。
- 煮込み: なべに調味料とごぼう、しょうがを入れて火にかけ、なまり節を加えて煮ます。
これらのレシピは、カツオのさまざまな味わいを楽しむための素晴らしい方法を提供しています。カツオの多様な味と食感を堪能し、日本の食文化の深みを感じることができるでしょう。