多様ないかの種類や特徴、いかを活用したレシピをご紹介!
日本の海は、その豊かな生態系で知られていますが、特にいかの種類と豊富さにおいては世界的にも顕著です。日本近海だけでも100種類以上のいかが獲れることは、海の恵みとも言えるでしょう。この記事では、その中でも特に人気のあるいくつかのいかを取り上げ、それぞれの特徴や美味しい食べ方を紹介していきます。
目次
いかの種類
するめいか
寸胴でスマートなこのいかは、和洋中問わず幅広い料理に使われます。特に新鮮なものは刺身や寿司のネタとしても最適。その他、煮物や焼き物、炒め物など多様な料理方法で楽しめます。また、加工品としても人気があり、塩辛や干物などがあります。
あおりいか
楕円形でずんぐりとしたこのいかは、寿司ネタの高級品としても知られています。甘みと旨味が強く、ヒレが大きいのが特徴。その独特の食感と味わいは多くの人々を魅了します。
やりいか
ほっそりとした形のやりいかは、加熱しても生でも美味しいと評判です。肉厚が薄めで上品な味わいが特徴。やりいかの甘みは他のいかと比べても独特で、様々な料理に合わせやすいです。
すみいか
墨を吐いて真っ黒なこのいかは、繊維が柔らかく、煮付けや炒め物、フライなどに向いています。刺身やお寿司にもおすすめで、冬には特に美味しくなると言われています。
もんごういか
石灰質の甲を持つこのいかは、表皮の紋様が特徴です。身が厚く、むっちりとやわらかいため、煮物や焼き物、炒め物など幅広い料理に使えます。
あかいか(剣先いか)
茶に近い赤色の表皮が特徴のあかいかは、大きく肉厚で、中華の炒め物や天ぷら、和え物などに適しています。モチモチとした食感が魅力です。
ほたるいか
体長7~8cm程度の小さないかで、春の味覚として人気があります。酢みそ和えや煮物、佃煮、塩辛など、様々な料理で楽しめます。
いかの旬
いかは年間を通して楽しめますが、種類によって旬の時期が異なります。するめいかやあかいかは夏、やりいかは晩秋から春先、あおりいかは春、すみいかは秋から冬、ほたるいかは春が旬です。
いかはその種類によって異なる食感や味わいを持ち、和洋中様々な料理でその魅力を発揮します。これらのいかを使った料理を通して、日本の海の豊かさといかの多様性を感じてみてはいかがでしょうか。
いかを使ったおすすめレシピ
いかのつけ焼きレシピ
いかは日本の食文化に欠かせない海産物の一つです。その中でも、つけ焼きはいかの美味しさを引き出すシンプルで人気のある調理法です。ここでは、基本的ないかのつけ焼きのレシピを紹介します。
材料(4人前)
- いか:適量
- 醤油:大さじ4
- みりん:大さじ3
- サラダ油:少々
- 酢どりしょうが:適宜
作り方
- いかは足を抜いて一枚に開き、斜めの切り目を両面に入れる。足は足先と吸盤を切り落とす。
- 醤油大さじ4とみりん大さじ3を合わせていかにつけ込み、20分以上置いて下味をつける。
- 焼き網を熱してサラダ油を少々塗り、いかの汁けを拭いてからのせ、軽く押さえながら焼く。
- 焼き上がったら短冊形に切り、器に盛り付ける。酢どりしょうがを添えて完成。
ポイント
- いかの新鮮さが重要。身が透き通るような濃い茶色で、弾力があり、目が黒く澄んでいるものを選びましょう。
- 斜めの切り目を入れることで火の通りがよくなり、食べやすくなります。
- 下味をつける時間は20分以上が理想。しっかりと味が染み込むことで、いかの旨味が引き立ちます。
いかのつけ焼きは、シンプルながらもいか本来の味わいを楽しむことができる料理です。家庭で簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。