春菊の魅力とおすすめレシピ:香り豊かな冬の旬の食材を活かす方法
春菊はその名の通り、春に咲く菊に似た花を持つ植物です。関西では「菊菜」とも呼ばれ、その歴史は古く、中国から日本へ伝わり江戸時代に栽培が始まりました。今回は、この春菊の特性や選び方、栄養価、そして美味しい食べ方について詳しくご紹介します。
目次
春菊の特性
地域による使い方の違い
関東では主に枝を次々と取りながら利用しますが、関西では株ごと採取します。味はどちらも同じですが、関東のものには特有の香りがあります。
旬と選び方
春菊は一年中出回っていますが、特に旬は冬です。寒い季節はなべ物によく用いられ、その需要も多くなります。選び方のポイントは、茎が短く、緑の色が濃く、多くの葉がついているものを選ぶことです。茎が太いものや花が咲いているものは品質が落ちますので注意が必要です。
保存方法
使い残しの春菊は、ぬれた新聞紙に包んで冷蔵庫に保存すると長持ちします。特に根つきのものは、保存がききます。
栄養価
春菊はカルシウム、カリウム、鉄が多く含まれています。また、緑黄色野菜としてカロチンも豊富です。
春菊のおすすめの食べ方
春菊のかき揚げ:シャキシャキとした食感と風味が楽しい一品
春菊のかき揚げは、春菊特有の香りと食感が楽しめる料理です。むきえびとの相性も抜群で、テンツユにつけていただくと更に風味が増します。以下に、4人前のレシピを紹介します。
材料(4人前、約240kcal)
- 春菊:適量
- むきえび:100〜120g
- コーンスターチ:小さじ1
- だし:1カップ
その他
- 小麦粉
- 揚げ油
- しょうゆ
- みりん
作り方
1. 下ごしらえ
春菊は葉を摘みます。むきえびは背ワタを除き、身が厚ければ二つにそぐ。
2. 衣を作る
卵と水を合わせてカップ3/4にし、コーンスターチと小麦粉(約1カップ弱)を加えてよく混ぜ合わせ、衣を作ります。
3. 揚げる
1で用意した春菊とむきえび、2で作った衣を適量混ぜ合わせます。180℃に熟した揚げ油でからりと揚げます。
4. テンツユを作る
なべに1カップのだしを入れ、しょうゆ・みりん各大さじ3を加えて火にかけ、ひと煮立ちさせてテンツユを作ります。かき揚げに添えて完成です。
この春菊のかき揚げは、食卓に彩りを添えるだけでなく、春菊本来の美味しさも堪能できます。ぜひ一度お試しください。