縁起のよい「くわい」の魅力と美味しい食べ方

今回は、おせち料理などでよく見かける「くわい」についてご紹介します。縁起のよい芽のイメージから、年始にぴったりの食材とされているくわいの魅力や美味しい食べ方をご紹介します。

くわいの特徴と由来

くわいは水田で栽培される多年生植物の地下の球茎で、そのしっかりとした芽が縁起の良い野菜として知られています。おせち料理などで広く用いられているのも、この芽が「成長」や「繁栄」を象徴しているためです。

くわいの種類

市場でよく見かけるのは、外皮が青みを帯びた青くわいです。他にも、吹田で生産されている味わい深い吹田ぐわいや、中国産の大型白くわいなどがあります。

くわいの旬と選び方

くわいの旬は秋から冬で、特に12月が出荷のピークです。この時期のくわいは味が最も良くなります。選ぶ際は、しっかりとした芽が伸びており、表面に傷のないものを選びましょう。表皮が乾燥していたり、ふやけていたりするものは避けてください。

くわいの栄養価と効果

くわいは糖質が主成分ですが、根菜類の中ではリンやビタミンB1が豊富に含まれています。これらの栄養素は、エネルギー代謝を助け、疲労回復に効果的です。

くわいの美味しい食べ方

くわいはその形を生かして煮物にしたり、すりおろして揚げ物に使うことができます。薄切りにして油で揚げるくわいせんべいは、おつまみとしても楽しめます。

レシピ:くわいと根菜の吹き寄せ煮

くわいを使った煮物「くわいと根菜の吹き寄せ煮」をご紹介します。くわいをゆでて独特の風味を引き立て、れんこんやゆり根などの根菜との相性が抜群です。

材料(4人前)

  • くわい…4コ
  • だし…カップ1
  • 酒…大さじ2
  • 砂糖・みりん…各大さじ3
  • 薄口しょうゆ…大さじ1
  • れんこん…約20cm
  • ゆり根…(小)4コ
  • しめじ…1パック
  • さやえんどう…50g
  • ごぼう…約8cm

手順

  1. くわいの準備 くわいの皮をむいてゆで、だしで4〜5分煮る。酒と砂糖を加えて5〜6分煮、みりんと薄口しょうゆを加えてさらに4〜5分煮る。
  2. れんこんの準備 れんこんは8mm厚さの花形に切り、酢水に放す。だし、砂糖、みりん、薄口しょうゆで煮る。
  3. ゆり根の準備 ゆり根を形を整えて酢少々を加えた湯でゆで、だしで4〜5分煮る。
  4. しめじの準備 しめじは石づきを取り除き、3〜4本ずつに分け、だしでサッと煮る。
  5. ごぼうの準備 ごぼうを薄切りにし、だしで煮る。
  6. 盛り付け 全ての具材を彩りよく盛り付け、さやえんどうをサッと煮たものを添える。

まとめ

くわいはおせち料理にも使われる縁起の良い食材です。その美味しさや特徴を活かして、さまざまな料理で楽しんでみてください。特に「くわいと根菜の吹き寄せ煮」は、季節感溢れる風味と食感が楽しめる一品です。


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