里芋の魅力とその多様なレシピをご紹介!
里芋の由来と種類の豊富さ
里芋は、山芋と対比され「里の芋」という意味で名付けられました。熱帯アジアが原産で、稲作よりも前から日本に伝わっている歴史深い食材です。その種類は非常に多く、各々に特徴があります。例えば、親芋として食べられる八つ頭やセレベス、子芋用として親しまれている石川芋(石川早生)などがあります。これらは味わい深く、食感も異なります。
里芋の旬と選び方
里芋は一年中手に入りますが、特に夏から秋にかけてが収穫時期です。購入する際は、泥つきで、泥が湿っているものが新鮮です。形状は細長いよりも丸い方が味が良いとされています。購入後は、新聞紙などに包んで湿気を保つことが大切です。
里芋のおすすめレシピ
衣かつぎ
秋口の新鮮な里芋や石川芋は、蒸してそのままの味を楽しむのがおすすめです。八つ頭は白くて品の良い煮物に適しており、京都のお雑煮にも欠かせません。また、えび芋は関西風の料理に良く合います。
材料(4人前)
- 里芋(小粒のもの): 12個
- いりごま(黒): 適宜
- 塩: 適量
作り方
- 里芋をよく洗い、皮をつけたまま鍋に入れます。水をかぶるくらいまで注ぎ、火にかけて柔らかくなるまでゆでます。
- 塩小さじ1強を加え、火を止めて10分ほど放置します。余熱を利用して里芋をふっくらとゆで上げます。
- 里芋をざるに取り出して冷まし、一方の端から約1cmくらいのところに包丁を入れて、上部分の皮だけをむきます。
- いりごまと塩を3対1の割合で混ぜ合わせ、水少々を加えてごまに火が通り、水分がなくなるまで炒ります。これでごま塩を作ります。
- 里芋の皮をむいた部分にごま塩を振りかけ、器に盛り付けて完成です。
この「衣かつぎ」は、里芋の自然な甘みとごま塩の香ばしさが絶妙にマッチする一品です。里芋は柔らかく、優しい味わいが特徴で、いりごまのアクセントが食欲をそそります。また、簡単に作れて、カロリーも控えめなので、日常の食卓にも、ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。里芋のほっくりとした食感とごま塩の風味をぜひお楽しみください。