冬から春まで楽しめる万能野菜、キャベツの魅力と活用レシピについてご紹介!
たまねぎやにんじんと並び、私たちの食卓に欠かせないキャベツ。古くから世界中で愛されてきたこの野菜には、どんな魅力や歴史があるのでしょうか。本記事では、キャベツの多彩な種類、その旬の時期、栄養の豊富さ、そして美味しい食べ方をご紹介します。
キャベツについて
家庭の野菜入れには、たまねぎやにんじんとともに、常にキャベツが並んでいます。その栽培の歴史は古く、世界中で親しまれてきました。この記事では、キャベツの種類と旬、栄養価、そしておすすめの食べ方について紹介します。
キャベツは、たまねぎやにんじんと並ぶ家庭の定番野菜です。その歴史は古く、古代ギリシャやローマでも既に食べられていました。現在のように葉がしっかりと巻いた形になるのは、江戸時代の末期になってからであり、結球型のキャベツが日本に伝わったのもその後のことです。冬キャベツや夏に出る高原キャベツ、ちりめんキャベツなど、さまざまな種類が存在します。また、芽キャベツは葉のつけ根の芽が結球した変わり種として楽しまれています。
種類と旬
冬キャベツは一年中出回っていますが、特に冬が旬です。新キャベツは春に味わうことができ、紫キャベツはほぼ一年を通じて入手できます。芽キャベツは冬に旬を迎えます。それぞれの旬の時期には、味わいも一層深まります。
栄養価と特徴
キャベツは淡色野菜の一つで、ビタミンCを豊富に含んでいます。ビタミンCは免疫力を高める働きがあり、風邪予防に効果的です。また、新キャベツの濃い緑色の外葉にはカロチンも多く含まれています。カロチンは体内でビタミンAに変換され、視力維持や皮膚の健康を保つ働きをします。また、胃腸を丈夫にする働きを持つビタミンUもキャベツの特徴的な栄養素です。これらの栄養素を活かすため、調理法には注意が必要です。
おすすめの食べ方
マスタードドレッシングキャベツ
材料(4人分、約340kcal/人)
- キャベツ…1個
- マスタードドレッシング
- 酢…大さじ4
- サラダ油…カップ1/4
- 塩…小さじ1強
- こしょう…少々
- 粒マスタード…大さじ1
作り方
- キャベツを1枚ずつはがし、茎の太い部分を取り除き、せん切りにして水に放ちます。水けをきったらざるに上げ、水けをしっかりと切ります。
- マスタードドレッシングを作ります。ボウルに酢、塩、こしょうを入れて泡立て器でよく混ぜます。粒マスタードを加えてさらに混ぜ合わせ、サラダ油を少しずつ加えながら滑らかになるように混ぜます。
- 食べる直前にキャベツを②のドレッシングで和え、器に盛り付けます。
塩もみキャベツとにんじんのサラダ
材料(4人分、約100kcal/人)
- キャベツ…300g
- にんじん…80g
- 赤とうがらし…2本
- 塩・サラダ油・砂糖・酢
作り方
- キャベツを5cm角に切り、にんじんは5cm長さの短冊形に切ります。
- 赤とうがらしはぬるま湯に浸して戻し、種を取り除きます。
- キャベツとにんじんに塩大さじ1をふって混ぜ、15分おいてしんなりさせます。その後、水けを絞ってボウルに入れます。
- なべにサラダ油大さじ1を熱して②を炒め、砂糖大さじ5、酢大さじ4を加えて煮立てます。熱いうちに③にかけてよく混ぜ、味をなじませます。
しょうゆ味の和風ロールキャベツ
材料(4人分、約390kcal/人)
- キャベツ…1個
- 合いびき肉…400g
- たまねぎ(みじん切り)…80g
- かんぴょう(戻す)…約5cm長さのもの、8本
- だし…カップ2
- 塩・こしょう・小麦粉・酒・みりん・砂糖・しょうゆ
作り方
- キャベツは芯をくり抜き、塩水に漬けます。ゆでて外側から16枚の葉を取り出し、茎を切ってなべに並べます。その上に塩小さじ1とこしょう少々を振りかけます。
- パン粉は水大さじ4に浸しておきます。
- ひき肉には、塩・小麦粉各小さじ1、こしょう少々、②のパン粉、たまねぎを加えて練り混ぜ、8等分に分けます。
- キャベツの大きさを組み合わせて広げ、③のひき肉を包みます。かんぴょうでしっかりと結びます。水けを十分に絞り、キャベツの茎を敷いたなべに並べます。
- だし、酒・みりん・砂糖各大さじ1、しょうゆ大さじ2を加え、紙ぶたをして弱火で40分間煮込みます。
まとめ
キャベツは多彩な種類と季節による旬を楽しむことができる野菜です。その栄養価も魅力的で、さまざまな料理に取り入れて楽しむことができます。キャベツの特有の風味や栄養素を活かして、美味しい料理を作りましょう。