エピレシピの語源であるepicurean(エピキュリアン)とは、美食家・食道楽を意味する言葉です。
エピレシピは、2009年に構想を開始。2011年にコンテンツをリリースいたしました。
世の中には美味しいものやグルメに関するたくさんの情報サイトがありますが、“一流の料理人たちによる「未来に残したいほんもの」のレシピを公開し、シェフの味を自宅で愉しんでみて欲しい。”―そんな思いで、スターターシェフである3名のシェフたちからは料理のレシピだけではなく、レシピに使う調味料の作り方や、素材の選び方、下ごしらえの方法などあらゆることを伝授していただきスタートしました。
今回、当初のリリースから13年目を迎えるにあたり、編集部では、
レシピの再整理をはじめ、開示いただいたレシピを一品ずつ計量し、キッチンオフィスで再現してみることから進めて参りました。
ユーザーの方はまずは真似をしてみる。
そして、次に自分なりのアレンジを加えてみる。
さらに、完成した料理が、シェフの手にかかると、どんな味がするのかをレストランで実際に味わってみる。
そういった楽しみを、エピレシピを通じて感じていただければと思います。
新しいエピレシピでは、美味しいものが大好きなユーザーの皆様とのリアルなコミュニケーション等も企画して参ります。
このサイトのリリースに先駆けて、一番の理解者となっていただいたのは、「ごはんジャパン」や、「噂の!東京マガジン」、「ヒルナンデス!」など、テレビ番組でもすっかりお馴染みのリストランテ「アルポルト」の片岡護シェフ。
さらにシェフのご紹介により「つきぢ田村」の故田村隆さん、そして
「Wakiya一笑美茶樓」はじめ複数の中華の名店を展開される脇屋友詞シェフ。
約3,000のレシピは、エピレシピのメンバー、プロのカメラマン、計量・ライティングを行うライターが一つ一つ書き起こしてきたものです。
エピレシピのシェフたちが驚異的なのは、「撮影はもちろん、集まった皆が、美味しくいただける料理を提供する」ということ。
料理雑誌の撮影などでは、写真の表現のために、お肉の下にドライアイスを置いて、煙を出したり、艶出しのために、トマトにマニキュアやオイルを塗ったり。撮影終了後は食べられない、ということも多いようですが、エピレシピにはそのような妥協がありません。美味しく作る、そして、撮影が終わったら、スタッフみんなで美味しくいただく。麺料理など、撮影真っ最中に「ほら、今食べて!」と器ごと差し出されることも。カメラマンが急いで撮り終ったらとにかく皆で「食べちゃう」。一日の撮影が終わるころにはスタッフ全員お腹いっぱいになりながらレシピを記録して参りました。
エピレシピでは、これから、三人の料理人のレシピを皮切りに、様々な料理人たちにもご登場いただきつつ、プロとして次世代に受け継いで欲しいレシピを増やしながら、コンテンツの幅を広げて参ります。また、おつくりいただいた料理は、ぜひ皆様に、お店で本物をお召し上がりいただきたい。確かめて頂きたいと考えています。
リニューアル版エピレシピ(epirecipe)には、編集部独自のコンテンツ「コラム」もご用意いたしました。
料理素材の紹介や、それを使った家庭でできる料理など、
日常の献立カタログとしてもお楽しみいただければと思います。
Special Thanks
片岡 護
イタリア料理
リストランテアルポルトオーナーシェフ
脇屋 友詞
中国料理
Wakiya一笑美茶樓オーナーシェフ
田村隆(故人)
つきぢ田村は4代目店主依田裕治氏により2024年新店舗で営業開始予定です
Photografer
スタジオ・イフ 森 茂太
Member
今西 真知子
池田 紀務
2024年1月25日