みつばの魅力とは?特徴を活かしたレシピもご紹介!
目次
日本原産の貴重な野菜、みつば
みつばは、小さな葉が3枚集まって1枚の葉を形作る独特の形状が特徴で、その名前の由来にもなっています。日本原産の数少ない野菜の一つであり、市場に出回るものの多くは栽培されたものです。
みつばの種類と特徴
みつばにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
- 切りみつば:茎が白く長く、日光を遮って栽培された後、数日間日に当ててから収穫します。
- 青みつば(糸みつば):最近では水耕栽培で日に当てて作られることが多く、緑色が鮮やかです。
- 根みつば:土を寄せて軟化し、根をつけたまま出荷されます。茎が太く、葉も大きく、たくましいのが特徴です。
旬と選び方
- 青みつばは一年中手に入りますが、切りみつばの旬は冬です。切り口がみずみずしく、茎が白く、葉が柔らかそうなものを選びましょう。
- 根みつばは早春が旬で、こちらも葉がぴんとしており、茎がつやつやとしている新鮮なものが良いです。
栄養価
みつばは、カロチンとビタミンB1が豊富に含まれているため、栄養価が高く、健康的な食材としても注目されています。
みつばを使ったレシピ
では、みつばを使ったレシピをいくつかご紹介します。
みつばとしいたけの磯辺びたし
この料理は、みつばの爽やかな風味としいたけの香ばしさが引き立つ、磯辺風の創作料理です。
材料(4人前)
- みつば:150g
- 生しいたけ:6枚
- だし:大さじ3
- 焼きのり:1枚
- しょうゆ、酒:各適量
作り方
- みつばは熱湯でサッと茹でて、水に取って冷まし、水気を軽く絞って3cm長さに切ります。
- しいたけは石づきを取り除いて、じゅうぶんに熱した焼き網で焼き、しょうゆ・酒を少々ふって縦に裂きます。
- だしにしょうゆ大さじ1を加えて混ぜ、焼きのりをもんで浸します。
- 食べる直前に、みつばとしいたけを3で和え、器に盛り付けます。
根みつばとチーズのかき揚げ
根みつばを使用した、チーズの風味がアクセントのかき揚げです。チーズが溶けて絶妙な味わいを生み出します。
材料(4人前)
- 根みつば:1ワ
- プロセスチーズ:50g
- 鶏ささ身:3本
- 焼きのり:1枚
- ベーキングパウダー:小さじ1
- マスタード:適宜
- 酒、塩、小麦粉、揚げ油:各適量
作り方
- みつばは根元を切り落とし、2〜3等分にし、チーズは1cm角に切ります。鶏ささ身は細切りにして酒大さじ2と塩少々を振ります。焼きのりはもみます。
- 卵と冷水を合わせてカップ2にし、小麦粉100gとベーキングパウダーを加えて軽く混ぜ、衣を作ります。
- 1に小麦粉大さじ2をまぶし、2と合わせ、180℃に熱した油で揚げます。好みでマスタードを添えます。
みつばはその独特の風味と食感が魅力的な野菜で、日本の食文化に欠かせない存在です。冬の食卓を彩る切りみつば、水耕栽培された青みつば、そして早春に楽しめる根みつばを上手に使い、日々の食事に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。みつばの栄養価とその用途の幅広さを活かし、バリエーション豊かな料理をお楽しみください。