ズッキーニ:夏の味覚を五感で楽しむ
夏の訪れとともに、スーパーマーケットの野菜コーナーが一段と賑やかになります。その中でも特に注目すべきは、ズッキーニです。この多機能な野菜は、日本でも次第に人気が高まっています。その背景や食べ方、旬の時期やおすすめのレシピについて、今回は詳しくご紹介します。
目次
ズッキーニとは?
ズッキーニは、ボンキン(ペポかぼちゃ)の一種で、花が咲くと驚くほど速く実が大きくなります。開花から約1週間後までに収穫すると、ちょうど良い大きさとなります。なお、40cm以上にも成長することがあるので、収穫のタイミングは重要です。
この野菜は、イタリア語で「ズッキーニ」と呼ばれ、英語では「サマースカッシュ」または「イタリアン・スカッシュ」とも称されます。フランス語では「クルジェット」と呼ばれています。以前は輸入品が主流でしたが、最近では国産も増え、一般的なスーパーマーケットでも手に入るようになりました。
旬と選び方
ズッキーニは一年中出回っていますが、特に旬は夏です。この時期は価格も手頃になります。購入する際は、切り口がみずみずしく、太さが均一であることがポイントです。全体に光沢がないものは鮮度が落ちているので避けましょう。また、大きすぎるものは味が落ちるため、長さが20cm程度のものを選ぶとよいでしょう。
ズッキーニを使ったおすすめレシピ
ズッキーニのツナソース焼き
材料(4人前):
- ズッキーニ:4本
- ツナ(オイル缶):1缶
- たまねぎ(みじん切り):1個
- パセリ(みじん切り):大さじ1
- マヨネーズ:適量
- オレガノ:少々
- こしょう:少々
作り方:
- ズッキーニを縦に二つに切り、スプーンで種をくりぬく。種はみじん切りにする。
- ツナの汁気を切り、たまねぎ、パセリ、マヨネーズ、こしょう、ズッキーニの種を混ぜ合わせる。
- ズッキーニのくりぬいた部分にミックスを詰め、200℃に予熱したオーブンで焼き色がつくまで焼く。オレガノをトッピングとして加える。
れんこんとカリフラワーの色々衣揚げ
材料(4人前):
- ズッキーニ:1本
- れんこん:1節
- カリフラワー:適量
- ベーキングパウダー:小さじ1
- パプリカ:大さじ1
- パセリ(みじん切り):大さじ1
- あさつきまたは細ねぎ:適量
- 小麦粉(強力):150g
- 塩:小さじ1
作り方:
- ズッキーニ、れんこんをそれぞれ1cm厚さの輪切りにする。
- カリフラワーは小房に分け、熱湯でゆでた後、水切りする。
- 小麦粉、塩、ベーキングパウダーを合わせ、冷水1カップを加えて静かに混ぜる。
- 混ぜ合わせたものを2等分し、一方にはパプリカ、もう一方にはパセリを加える。
- 野菜に作った衣をつけ、160℃で予熱した揚げ油で揚げる。
- 揚げたら器に盛り、あさつきまたは細ねぎを添える。
お料理のポイントは、ズッキーニの種を無駄なく使ってツナソースに活かすことと、衣にはパプリカとパセリで色彩を添えることです。ぜひ、試してみてください。