母の日レシピ|花束を模したブーケサラダで感謝を贈ろう!

目次
はじめに — 母の日に“ブーケサラダ”で感謝を伝える理由
5月第2日曜日は母の日。日頃の感謝を伝えるなら、華やかな見た目でパーティーの主役にもなる「ブーケサラダ」はいかがでしょうか。花束のように彩り豊かなサラダは、料理に慣れていない方でも挑戦しやすく、スパイス&ハーブを組み合わせることで一段と風味が引き立ちます。本記事では、母の日の起源やカーネーション文化の背景とともに、ブーケサラダのレシピや盛り付けのコツを詳しくご紹介します。
母の日の由来と世界の祝われ方
母の日の起源は諸説ありますが、広く知られるのは1910年代アメリカにさかのぼります。アンナ・ジャービスが亡き母を追悼して白いカーネーションを配ったことがきっかけとなり、1914年には“5月第2日曜日を母の日とする”記念日法が制定されました。その後、各国へ広まり、日本でも昭和期に定着しています。
日本の母の日とカーネーション文化
日本でカーネーションを贈る風習が広がったのは戦後。母が健在なら赤、他界していれば白、と色で思いを分ける習慣が語り継がれてきました。現在は色の選択にとらわれず、感謝の気持ちを形にする自由なギフトスタイルが主流です。
海外に見る母の日の多様性
- イギリス・アイルランド: 復活祭前の“マザリングサンデイ”に帰省して母と過ごす伝統が残る
- オーストラリア: 5月第2日曜は同じだが、菊(Chrysanthemum)が「mum」の語尾と重なることからギフトに選ばれる
- スペイン: 毎年5月第1日曜に祝い、宗教行事と結び付くことが多い
母の日は国や文化によって日付も贈る花も異なる点が興味深いですね。
今後10年間の日本の母の日
年 | 日付 | 曜日 |
---|---|---|
2025 | 5月11日 | 日 |
2026 | 5月10日 | 日 |
2027 | 5月9日 | 日 |
2028 | 5月14日 | 日 |
2029 | 5月13日 | 日 |
2030 | 5月12日 | 日 |
2031 | 5月11日 | 日 |
2032 | 5月9日 | 日 |
2033 | 5月8日 | 日 |
2034 | 5月14日 | 日 |
ブーケサラダとは何か — 海外発祥の“食べられる花束”
ブーケサラダは、花束をモチーフに生ハムや野菜を組み合わせて仕立てるポータブルなサラダ。発祥はフランスのオードブル文化といわれ、パーティーを彩る前菜として人気を集めています。華やかな見た目ながら火を使わず短時間で完成するため、ホームパーティーやおもてなし料理に最適です。
スパイス&ハーブで風味をグレードアップ
葉野菜や生ハム自体はマイルドな味わいですが、ディルやハーブソルト、白ワインビネガーを使ったドレッシングを添えることで爽やかな香りと深みのある塩味が加わります。特にディルは香りが強いので、飾りだけでなく風味のアクセントとしても優秀です。
ブーケサラダの材料と作り方
材料(4人分)
- ベビーリーフ … 1袋
- リーフレタス … 2枚
- にんじん(ピーラーでスライス) … 30g
- きゅうり(ピーラーでスライス) … 1本
- 大根(ピーラーでスライス) … 30g
- ミニトマト … 4個
- アボカド … 1/2個
- スナップえんどう … 4本
- 生ハム … 12枚
- ディル(フレッシュ) … 適量
ドレッシング
- 白ワインビネガー … 大さじ1
- オリーブオイル … 大さじ3
- ハーブ入りソルトミックス … 小さじ1
作り方
- 野菜の下準備
- リーフレタスは手で食べやすい大きさにちぎり、ベビーリーフと合わせる。
- にんじん、きゅうり、大根をピーラーでリボン状にスライス。
- ミニトマトは半分に切り、アボカドは一口大にカット。
- スナップえんどうは筋を取り、塩ゆでして冷まし、さやを開いておく。
- 生ハムのフラワーパーツを作る
- 生ハムを横半分に切って細長くする。
- ひと切れをくるくる巻いて花芯にし、さらに3〜4切れを花びらのように巻き付ける。
- 盛り付け
- 器の中央にレタスとベビーリーフをふんわり盛り、スナップえんどうで花束の“茎”をイメージして配置。
- スライスしたにんじん・大根・きゅうりをリボン状に丸め、彩りよく差し込む。
- 生ハムの花・ミニトマト・アボカドをバランスよく散らし、最後にディルをちぎってあしらう。
- ドレッシングを添える
- ボウルに白ワインビネガーとハーブソルトを入れ、オリーブオイルを少しずつ加えながら乳化させる。
- 食べる直前に回しかけ、全体を軽く和えていただく。
盛り付けをキレイに見せる3つのコツ
彩度と質感のコントラストを意識する
赤(トマト)・緑(葉野菜)・黄(にんじん)・白(大根)といった色をバランス良く配置し、リボン状の野菜で動きを持たせると立体感が際立ちます。
高さを出して“花束感”アップ
中央に葉野菜を高めに盛り、その周囲に花パーツを配置するとブーケらしいシルエットに。食器は浅めのボウルやリム皿が相性◎。
ハーブを“花材”として活用
ディルやイタリアンパセリの柔らかな葉は、グリーンのフィラー(隙間埋め)として最適。香りもプラスされ、一石二鳥です。
母の日をもっと楽しむアイデア集
手作りカードを添える
ブーケサラダに合わせて、感謝の気持ちを書いたメッセージカードを添えれば、食卓がより温かい雰囲気に。
カーネーション以外のフラワーギフト
最近は“母の日=カーネーション”に限定せず、季節の花や観葉植物を贈るケースも増えています。特にハーブの鉢植えは料理好きのお母さんに喜ばれること間違いなし。
プチパーティーでサプライズ
家族で協力し、ブーケサラダを中心に簡単な前菜やスープを用意して“おうちレストラン”を演出するのも楽しいプランです。
おわりに — 料理と歴史で深まる“ありがとう”の気持ち
母の日は、ただ花やギフトを贈る日ではなく、家族で歴史を紐解きながら感謝を共有する絶好の機会です。海外生まれのブーケサラダは、花束のような華やかさで食卓を彩り、特別な時間を演出してくれます。今年は“食べられる花束”を手作りし、母への思いを形にしてみてはいかがでしょうか。丁寧に盛り付けた一皿は、お母さんだけでなく家族みんなの心に残る素敵な思い出になるはずです。