GWのホームパーティーに!本格回鍋肉の作り方レシピ
ゴールデンウィークのホームパーティーに、本場の味を再現した本格回鍋肉はいかがでしょうか?回鍋肉は、一度ゆでた豚肉を鍋に戻して炒める四川料理の一つです。家庭で手軽に作れる、パーティーにもぴったりの一品をご紹介します。
回鍋肉とは
回鍋肉は、四川省発祥の料理で、「回鍋」とは一度調理した食材を再び鍋に戻して調理することを意味します。中国本場の回鍋肉は、皮付きの豚肉の塊を茹でるか蒸した薄切りを使用し、野菜には蒜苗(ソンミョウ。葉ニンニク)を使います。味付けもトウガラシや豆板醤を多用した辛味の強いのが特徴です。
一方、日本で広まった回鍋肉は、本場のものとは少し異なります。日本では蒜苗の代わりにキャベツが使われることが多く、甜麺醤を多めに使った甘辛い味付けになっています。また、最初から薄切り豚肉を使うレシピも一般的です。
回鍋肉の由来
回鍋肉は元々、先祖を祀る祭事の際にお供えした豚肉を再利用するために生まれた料理だと言われています。祭事が毎日あるわけではないので、一般家庭にゆっくりと広まっていきました。
時代とともに回鍋肉の材料や調理法は変化し、多種多様なバリエーションが生まれました。例えば、小麦パンに挟んで食べる「鍋盔回鍋」、ジャガイモを使った「土豆回鍋」、キャベツを使った「蓮白回鍋」などがあります。
今や四川省の主婦は、回鍋肉が作れないことはないと言われるほど、家庭料理として定着しています。各家庭で作る回鍋肉は、塩辛かったりあっさりだったり、甘かったりと、それぞれの特長があるのだとか。まさに、回鍋肉は四川のソウルフードなのです。
回鍋肉のレシピ
それでは、本格回鍋肉の作り方をご紹介しましょう。
材料(2人分):
・豚バラ肉(塊) 200g
・キャベツ 1/4玉
・ニンニクの芽 5本
・豆板醤 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・サラダ油 大さじ2
・塩 少々
作り方:
- 豚バラ肉は一口大に切り、醤油、酒で下味をつけておきます。
- 豚肉を沸騰したお湯で茹でこぼし、冷ましておきます。
- キャベツは一口大に切り、ニンニクの芽は斜め薄切りにします。
- フライパンにサラダ油を熱し、豆板醤を炒めます。
- 豚肉を加えて炒め、キャベツとニンニクの芽を加えます。
- 砂糖と塩で味を調え、全体に火が通ったら完成です。
ご飯にもビールにも合う、香ばしくてジューシーな本格回鍋肉の出来上がりです。パーティーのメインディッシュにいかがでしょうか。
辛すぎるのが苦手な方は、豆板醤の量を加減したり、甜麺醤を加えたりするのもおすすめです。また、豚肉の代わりに鶏肉を使ったり、お好みの野菜を加えたりと、アレンジは自由自在です。
皆さんもこのGW、回鍋肉で四川の味を楽しんでみてくださいね。