このサイトについて

エピレシピの語源であるepicurean(エピキュリアン)とは、美食家・食道楽を意味する言葉です。
エピレシピは、2009年に構想を開始。
世の中には美味しいものやグルメに関するたくさんの情報サイトがありますが、一流の料理人たちによる、「ほんもの」のレシピを公開し、シェフの味を自宅で愉しむ。
自分なりのアレンジをした完成品を公開する。
さらに、完成した料理が、シェフの手にかかると、どんな味がするのかをレストランで実際に味わうこともできる。
沢山の料理人と美味しいものが大好きなユーザーの皆様と、そんなプラットフォームを目指して、ゆっくりと、コトコトとコンテンツを創造してきました。

このサイトのリリースに先駆けて、一番の理解者となっていただいたのは、ごはんジャパンや、噂の!東京マガジン、ヒルナンデス!など、テレビ番組でもすっかりお馴染みのリストランテ「アルポルト」の片岡護シェフ。
昨年「現代の名工(厚生労働省による卓抜した技能者の表彰)」を受賞された、「すごい」シェフと初めての撮影を行ったのは、2012年9月2日、恵比寿のレンタルスタジオでした。プロのシェフをサポートするのは、普段料理を作ったこともない、若いスタッフばかり。
そんなメンバーが、食材や調味料を持ち寄って、なんと、一日に30種類のパスタを作っていただくという、トンデモ撮影会を決行。
朝10時から撮影を開始して、終了したのは、夜7時。
片岡シェフは無論のこと、撮影に参加した全員がヨロヨロになって一日を終えました。

片岡シェフとの撮影会が驚異的なのは、「撮影はもちろん、集まった皆が、美味しくいただける料理をおつくりいただいている」ということ。
雑誌の撮影などでは、写真の表現のために、お肉の下にドライアイスを置いて、煙を出したり、艶出しのために、トマトにマニキュアやオイルを塗ったり。ということもあるようですが、シェフには妥協がありません。美味しく作る、そして、撮影が終わったら、スタッフみんなで美味しくいただく。それがルールですから、たとえば、アイスクリームに熱いソースをかけた料理の場合は「解けないうちに」ベストショットを取る。
カメラマンが撮り終ったら誰かが「食べちゃう」。
これを徹底して参りました。

「ムニエルの鮭を買って来て」とオーダーされると「塩ジャケ」が、「エビ料理の材料を」と言われると「ボイルしたエビ」を買ってくる。呆れ顔のシェフに我慢強く支えていただきながら、一皿、一皿、料理を作り、メモを取り、写真に記録し、そうしてレシピを記録してきました。

あれから、4年。片岡シェフによるレシピのストックは、いまやプロカメラマン、そして、レシピづくりをお手伝いするたくさんのスタッフに支えられて、500を超え、いよいよ「エピレシピ」の第一番目のシェフとしてコンテンツをリリースすることになりました。

エピレシピでは、これから片岡護シェフを皮切りに、様々な料理の鉄人たちにご登場いただき、お店のメニューのとっておきをご自宅でも楽しんでいただけるよう、コンテンツの幅を広げて参ります。また、おつくりいただいた料理は、ぜひ皆様に、お店で本物をお召し上がりいただきたい。確かめて頂きたいと考えています。

Special Thanks

  • 片岡 護
  • イタリア料理
  • リストランテアルポルトオーナーシェフ
  • Photografer
  • スタジオ・イフ
  • SHIGETA.MORI
  • SAKI WATANABE

2022年3月10日