里芋の特集

里芋の原産地は、インド東部からインドシナ半島などの熱帯地方だといわれていて、紀元前2500年頃に海を越えて各地に広がり、縄文時代には日本へも伝わっていたと考えられています。日本での主な生産地は、宮崎県、千葉県、埼玉県で、収穫時期は秋ごろですが、貯蔵性が良いため1年中出回っています。
里芋は、芋類の中でトップクラスのカロリーの低さを誇っていて、サツマイモと比較すると二分の一以下のカロリー量しかないため、芋類の中ではダイエットにうってつけの食材と言えます。里芋のぬめりの元となるムチンという栄養素は、肝臓や腎臓の弱りの防止、老化防止、消化を促して老廃物の排出を助ける役割などがあります。調理する際は、このぬめりを落としすぎないようにすると良いでしょう。手に塩をつけることで、ぬめりによるかゆみを防ぐこともできます。他にも、食物繊維やカリウム、免疫力を高めるガラクタンという成分なども含まれるため、妊婦さんにもおすすめの食材とされています。
選ぶ際は、ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのものを選び、長期保存する場合は、皮をむいて少しかために加熱し、冷めたら水気をしっかり拭き取ってから冷凍保存すると良いでしょう。

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